
村での暮らしは、何もかも初めてのことばかり!
大学卒業後、趣味の山登りをきっかけに上野村に移住したという田口さん。初めての経験ばかり だという上野村での暮らしについてお話を伺いました。
- 田口 実香さん
- 栃木県小山市 出身
- 村民歴:6ヶ月 ※2021年9月時点
上野村に移住したきっかけは?
もともと山登りが好きだったので、アウトドア系のお仕事ができればと思っていろいろと探していたら、上野村…「村」が出てきて(笑)。それで「村の生活ってどんな感じなんだろう?」と興味を抱いたんです。
それで調べてみるとキャンプ場があるというので、いいなと思って来た、というような流れですね。お仕事ありきで探した結果、上野村にたどり着いたというか。今は「まほーばの森」や「フォレストアドベンチャー」といったアウトドア複合施設で働いています。
実際に来てみてどうでしたか?
本当に何もないな、って(笑)。移住前に住んでいた小山市は人口17万人くらいの、いわゆる普通の都市だったんです。
そこから人口1200人ほどの村へ移り住むというのは、やっぱり私にとっては大きな変化でしたし、いろいろと衝撃的なことはありましたね。たとえば買い物ひとつとっても、車で1時間ほど離れた富岡市のほうまで出たりとか。
そこから、どのように上野村での生活に馴染んでいったんですか?
村にいると、散歩しているときにすれ違う方が挨拶してくれることが多いんです。おばあちゃんが「どこから来たの〜?」って話しかけてくれたり、話しているうちに野菜をくれたりとか。地元でそんな経験をしたことはなかったので、こういった暮らしがあるんだな、というのは印象的でしたね。
移住のきっかけは自然でしたが、本当に優しい人ばかりなのでいっそう村が好きになりました。今、人生初の一人暮らしをしているのですが、村の人に助けられているなということをすごく感じます。
上野村でお気に入りのスポットはできましたか?
「道の駅うえの」の向かいにある「福寿庵」という蕎麦屋さんの脇から、遊歩道が通っているんです。30分くらいで登頂できるんですけど、頂上からの眺めは本当に最高ですよ! 山に囲まれた村の様子が見えて、本当にいいところだなぁ、なんて改めて思います。そのスポットも、村の人に教えてもらって行ってみたのがきっかけでした。
スニーカーでも登れるようなコースなので、観光でいらした方にもおすすめです。紅葉の時期は特に綺麗でしょうね。
お休みの日もアクティブに過ごされているんですね!
そうですね。最近は、隣村の南牧村にある三段の滝に行きました。やっぱり山登りは好きですね。あとは、連休があれば1泊2日で実家に帰ったりもします。車で3時間くらいの距離なので、気軽に帰れるのはありがたいですね。
お仕事の話も聞かせてください。
おもに平日はキャンプ場の環境整備を、土日は「フォレストアドベンチャー」でインストラクターをしています。好きなことを仕事にしましたが、実際に働いてみても大正解だったなと思っています。
チェーンソーを使って木を切ったり、ブロワーという送風機で落ち葉を弾いたり。そういった、普通であれば使うことのないような機械を使ってお仕事をするのは楽しいですね。最近は、木に焼き目をつけることで絵や文字を描く、ウッドバーニングという手法で看板を作りました!
楽しんでお仕事をされているのが伝わります。逆に、大変だったことはありますか?
大変に感じたことは、あるかなぁ…う〜ん、ないなぁ…(笑)。仕事も、村での生活もそうですが、初めてのことばかりでも、怖さより「やりたい」という気持ちが勝っちゃいますね。本当に、今の暮らしが向いているんだと思います。
今後の目標や展望を教えてください。
今は、もっとみんなと関わりたいと思っています。村の人とも、村に訪れる人とも、もっと話せるようになりたいという気持ちがすごく強いです。仕事でも、楽しい思い出として心に残してもらえるように、フレンドリーに接客できるようになるのが理想です!
最後に、上野村に訪れる方へ一言お願いします!
上野村は、本当に空気がおいしい! あとは、村の人は本当に優しい人ばかり。山も自然もいっぱいあって癒やされるところなので、ぜひ楽しんでいってくださいね!