上野村

STORYNo.013

休日は子どもの野球チームを応援。家族仲よく楽しい日々

村役場や保育所など、村を支える仕事に真摯に向き合いながら、3人の子供たちと楽しく暮らす瀧上さんご夫婦。自然や人のあたたかさに触れながら生活する日々について教えてもらいました。

  • 瀧上守さん・美紀さんご夫婦
  • 守さん:上野村出身 美紀さん:群馬県南牧村出身
  • 村民歴 守さん:ずっと上野村 美紀さん:14年 ※2021年6月時点

村民歴は何年ですか?

「上野村で生まれ育ちました。高崎の学校に通ったときに出た以外は、ずっと上野村です。10人の同級生のうち、地元にいるのは2人。特に、村を出たいと思ったこともありません」(守さん)

「私は14年になります。隣の南牧(なんもく)村の出身で、就職で上野村に来ました。保育士として働く場所を探していて、実家から近いことが魅力で、上野村保育所の採用試験を受けました。それまでは、隣村でも上野村にはほとんど来たことがなく、高校生のときに一度だけ旅館の『やまびこ荘』に行ったくらいでした。 南牧村も田舎で、子どもの頃から自然の中で育ってきたので、上野村に来たときも、『やっぱり自然は落ち着くな』と感じました。さらに奥に入ったな、という感じで(笑)。慣れているので、不便さはまったく感じませんでした」(美紀さん)

上野村のいいところは?

「自然が豊かで、人があたたかいところですね」(守さん)

「最初は単身用の村営住宅に住んだのですが、近所のおばあちゃんが野菜を持ってきてくれたり、すごくやさしくしてもらいました。村の皆さんはとてもやさしくてあたたかいイメージです」(美紀さん)

おふたりの出会いは?

「就職面接のときに案内をしてくれたのが彼でした。でも、そのときは特に印象に残っていなくて……。同世代で集まる機会があって、少しずつ仲良くなった感じですね。上野村に移住して3年後に結婚しました」(美紀さん)

 

上野村の美しい自然

お仕事について教えてください。

「移住後から今までずっと、上野村保育所で働いています。もともと、一人一人をしっかり見たいなという思いがあって、少人数の保育所を希望していました。上野村保育所は子どもが全部で30人しかいないので、しっかり目が行き届きます。自分にも3人の子どもがいますが、もしかしたら自分の子どもより、保育所の子どもといる時間のほうが長いかもしれません。毎日、子どもたちの笑顔を見ながら成長を感じられて楽しいです。 はじめて受け持った子どもたちは、今年18歳になりました。すごく大きくなったな、と感慨深いですね。体力が許す限り、この仕事を続けて、上野村の子どもたち一人ひとりの成長を大事に見守っていきたいなと思います」(美紀さん)

「上野村役場の振興課で、村の事業計画の立案などの業務を担当しています。よりよい上野村づくりとはどういうものかな、と考えながら日々仕事をしています。自分自身も上野村で生まれ育ったので、自分がずっと住み続けたい村はどんな村か、と常に考えています」(守さん)

休みの日は何をしていますか?

「小学生の子どもが3人いて、上野村の野球チーム『フォレストキング』に所属しているんです。休みの日はその練習や試合を観に行くことが多いですね」(美紀さん)

「チームの立ち上げから携わって、いまコーチをしています。まだできたばかりのチームで、決して強いチームとは言えません。でも、一番の目標は、強くなることよりも、楽しくプレーすることです。もちろん強さも大事ですが、まずはどうしたら野球を楽しめるのかを考えるようにしていて、その先に、勝ち負けがついてくるのではないかと思っています」(守さん)

 

上野村の野球チーム『フォレストキング』

今後の目標はありますか?

「これからも、家族仲良く上野村で暮らしていけたら幸せですね。結婚して11年になりますが、仲はいいほうだと思います。円満の秘訣は、たくさんお話をすることでしょうか。ケンカもしますが、言いたいことはガマンせず、お互いに言うようにしています」(美紀さん)

「今まで通り、子どもたちと楽しく暮らしていければいいなと思います」(守さん)

 

瀧上さんご家族